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この記録は?  2000年3月12〜21日、ファンの有志が「茶話会」とそれに連動したネット企画「期間限定 佐渡チャット」を開催しました。
 3月20日朝7時30分〜11時30分(日本時間)、パリから「YS」さんが参加されました。以下の文章はその発言をまとめたものです。
 「YS」さんに掲載の承諾を得ていますが、これは「佐渡裕」のオフィシャルな発言でないこと、またチャットの特性上、編集にあたり話題の順序を入れ換えたり、補ったりしています。それによって生じた誤りなどの責任の一切はすべて編者にあります。聞き手はその時のチャット参加者(複数)です。

 これらのことを了解の上、お読みください。
2000/3/26 Lorenzo(r2pmf@eede.net)

YS、チャットに乱入する
ただいまーっ!まだ、誰かいる?ミラノからパリに戻りました。
(7時22分)


<もうシエナで振らないの?>

(シエナの定演で、指揮者が金聖響と斉藤一郎になっていたことについて)
シエナのことは聞いてはいけないことですか?


シエナのこと聞いてくれていいよ。まだ発表できないことがあるけど、もっともっと深い関係になっていきますから。必ず。

とりあえず、今年はこうなった、ってことでええんですか?

うん、まずは、聖響に新しいことやってもらいたい。今後、もっともっといろんな人に振ってもらおうと思ってる。僕ももちろん振るし。

(チャットに参加していたシエナのメンバーに) みんなによろしく。それから、シエナのことは先の先を僕はいつも考えてますからね。


<コンサートがぶつかってしまった>

7/14て何?

7/14の読響と、シエナの定演が同じ日なんです。

あそうか。お互い完売にしなくちゃね。

何故おなじ日なんですか

うーん、マジで知らんかった。


<私たちが日ごろ疑問だったこと>

そういえば昔、YSさまは学祭のおでんやで3日でスジを100本食べたというのを雑誌記事で読んだことがあります。本当でしょうか?

最近食べる量が減ったけど、王将で2700円食ったのは、まあ、クラシック界では俺だけやろう!

3日ではなく、一日ですけど…学園祭で、1万円払ったのは俺ぐらいです。はい。

食いすぎです(^^;;;;;

プログラムってどうやって決めてるんでしょ?

プログラムは、指揮者とオケの力関係で決まる。最近は、決めさせていただいてます。オッホン。


<みんなに伝えたいこと>

ちょっと話しが変わるけど。この貴重な時間に、俺の考え伝えとくね。


コンサートホールが、街の人の広場になって欲しい。

音楽に詳しい人も、そうでない人も、みんなが楽しめる広場にしたい。

だから、皆さんは、僕の宝物!シエナもね。


街の広場かぁ。やっぱり仲間を誘って集わなきゃ、ですね。いつも1人で行ってしまう私(^^;) でも、最初の敷居が高いらしくて、なかなか誘えないんですよね。

そうなの。僕らが、その敷居の高さを知らないといけない。そして、敷居はなくしてしまうものではなく、低くして、敷居を越える快感も味わってもらうと。でも、絶対良いものを提供する。これは、外せない。あたりまえだけど。

だから、どっかに書いたけど、ろちゃんが初めて僕のコンサートに来てくれた話し。俺気に入ってます。

(編注:ライブラリの『佐渡さんのコンサートに押しかける』参照)

佐渡さんが12月に福岡にいらっしゃる(まだ未確定)という話をしたら、いつも私から佐渡さんの話を聞かされ続けてる人たちが一緒に行ってくれることになりました。こうやって広がっていくのです。口コミが一番強い媒体ですから。

基本的には、僕は屋台のラーメン屋をやってると思ってる。九州まで、いいもの持っていくわ!

CD買うのでもさ、きっと初めての人は、クラシックってどうやって見つければいいのかわからないんだと思う。それを、僕ら専門家がこれからちゃんと知っておかないといけないよね。もっと、もっと、わかりやすくしようよ。口コミで。

そうそう、僕の友達でブラームスの1番を先輩から聴かされて、感動したら、「いや、実は2番がいいんだよ」って言われてさ、2番を聞いたら、もっと「3番は渋い」て言われて、またいいと思ったら、一番いいのは4番だって言われて、自分でCD屋にいって「ブラームスの5番ありますか」っていったら、無かったっていってた。

ちょっと焦って書いたから、よくわからんか?


<これからやりたいこと>

ご自身が開拓したいのはどういうのですか?

作曲家のこと? もちろん、レニーの作品は、僕が次に残す。オペラはね。少しずつやってくよ。そのために、ボルドーの主席客演指揮者を引き受けたんだから。

指揮者塾をやりたい。素人もプロも、学校の先生も参加できるやつ。名前は

「裕遊You指揮者塾!」


5日間ぐらい、みんなで合宿。選ばれた指揮者は、それぞれに僕がテーマを出す。毎晩、選ばれたやつの発表の場があり、

例えば、学校の先生は「赤とんぼ」をどうしたら面白くできるか。

ろ には、どうしたら、もっとクラシックの敷居が低くできるか。

とにかく、誰もが恥ずかしがらず、ずーっと音楽の話しができる場を作りたい。もちろん、指揮の授業もあり。オプションでゴルフ大会もあり。

一晩は、子供たちを泊まらせる。一緒に生活して、楽器に触らせたり、何か演奏させたり、でも結局は、「挨拶」がちゃんとできることが大事と言うことだけでも知って帰ってもらえるような塾。

小学校の時、音楽の時間に「交響曲にお話をつけなさい」と言うのがあって、とっても面白かったです。>企画提案(^^;)

お話しをつけるのはとっても面白い。でね、さらに音のお話しに行きたいんだよね、僕は。言葉を無理につけるのは、演歌みたいじゃない。そこを、もっとー「が〜っと」とか、「わ〜っと」とか、やっぱり言葉は難しいな。

「あ〜声を出せば腹が減る〜」が耳から離れなくて苦労してます(^^;)
(編注:'97年放送の番組「わがままオーケストラ」(NHK教育)で「ボレロ」に歌詞をつけて歌った、その歌詞。)

そう、あの歌詞は、勝手に考えたん。子供たちも、最初は無理に綺麗に作ってたのね。それが、今の教育かもしれないけど、音に対する感性はの教育はもう少し進んで欲しい。デモね、札幌(=PMF教育セミナー)で、いろんな先生に出会って、みんな必死でいろんなことに取り組んでくれてるの。それを、僕がもっと集めて、もっともっと面白くなったら良いなって思うわけ。学校の先生、がんばってね。

音楽の先生をしている友人が嘆いてました。時間割に「ゆとりの時間」というのが出来て、かわりに「音楽」が減ったって。私の唯一の楽しい時間だったのに、かわいそうです。

僕が代表して、これから絶対に言っていく。どれだけ音楽の時間が大事かってね。それ自信あり。

合唱の指導をしている友人の話聞いてると、他人事なら大爆笑ものだけど、自分のことだとすッごいきつそうですが

大丈夫、別にプロの指揮者にするわけではないのだから、とにかく、一杯音楽を感じてもらえたらと思ってやってます。

YSさまは、ご自身で曲をお書きになったりはしないんですか?

子供の頃、「ピアノコンチェルト、象のおなら」を作曲しました。ピアノのレッスンが嫌で、お尻で鍵盤に座って、ながーく音を伸ばすだけですけど…。

本の付録がが、ソノシートで「象のおなら」だったんだな、なぜか。それが僕に大きなインスピレーションを与えたわけ。ピアノの先生は、「じゃ、ピアノを弾こうか!」ていわれましたけど^_^;

私も子供の頃「行進曲」を作曲したことがあります。手をぐーにして、黒鍵の上でぐりぐり回す名曲です。

ぼくは子供の頃、夜道を歩くのが怖くて「まっくらーまっくらー」って歌を作曲してました。

子供って、天才だよね。みんな。


<チャット>

ろちゃん、実は俺チャットって初めて何やけど、これでいいの?

おっけーです。

良かったー。急に小心者になってしまった。

ちなみにほとんどの参加者がチャット初体験です、ここ。

おもろいやん!もっとやろ。

私も初心者でした・・・けどハマると怖いかもしれないです(笑)。期間限定は或る意味正解かも知れません(^^;

ええ、こんなお祭り騒ぎが毎日続いたら生活が壊れます(苦笑)。

確かにね。

ミラノみたいに、「もう帰ったんかい!」状態なら(今後も)参加しますけど。
(編注:このチャットの前にミラノから2回書き逃げ(^^; している)


<サイン>

俺さ、子供の時に先生に字が汚いって言われて、それから字を書くのがだめなんや。だから、サインの時「名前かいて下さい」とか言われると困る。

友人が、先日サインの列に並んでいて、直前まで「大人のサインして下さい」って頼みたいと言ってました。結局、言い出せず、いつもの可愛いサインでしたけど。

あれって、小学校の頃に考えたサインやねんで、オリジナルは兄貴が作ったんやけど。


<聴衆に思うこと>

俺ね、マジでブーイングが俺のコンサートで出ていいと思ってる。ブラボーと両方って意味だけど。もっともっと、楽しまなくっちゃ。甘やかしたらいかんよ、指揮者もオケも。


<ラムルー招聘計画>
(編注:当サイトで一時盛り上がった「ラムルーを日本へ」のこと)

忙しすぎチャいます、YSさん!? そうそう、フランス放送オケ、ヤノフスキーの後任はあの有名な佐渡センセーだと思ってたら、チョンミョンフンになっちゃいましたね・・・。

いいのいいの、今はどこも俺引き受けないから。

フランスの新聞紙上では「YSを引き留める最後のチャンス!」みたいなキャンペーンもあったんでしょ?

うん。でも、俺はやっぱりラムルーが宝や!良かったよ、この前の「運命」も。ドミソが眩しい。

(略)

それがさ!ボレロのCDね、こっちで4つも賞をとった!

(参加者の祝福の言葉を受けて) まあ、賞をとったからいいかどうか知らんけど、とにかくラムルー万歳。

「ラムルー招聘計画」、復活させよか(^^;

ラムルーを日本に移住させちゃうってのはどうだろう(^_^;)

日本公演は、まだだめ!へただも〜ん!

そないばっさりゆわれると(^^;

日本のクラシックの聴衆や○○家の皆さまには、音楽を楽しもうって姿勢の人ばかりじゃないから……(^_^;) その点パリの聴衆はイイ意味で快楽主義者のところがあると思いますね。


<大阪国際フェスティバル>

今度、大阪ではいろいろなプログラムがあって楽しそうですね!(お仕事休めたらなぁ。。)ぜひ山下さんとの競演やコジを聴きたいです。

コジは、とにかく音楽が綺麗。「女とはこういうもの」って訳されて、もちろん間違いじゃないけど、結局は振り回されるのは男だって、解釈してます。


<チャットで4時間経ってしまった>

俺が参加したために、ずいぶんといろんな人を巻き込んでしまったようですから、ここで落ちるね。

でも、言いたかったのは、本当に皆さんにはありがたく思っています。誰でもが、喜んでもらえるものを作っていきたい。でも、決してイージーな意味ではありません。シエナの星条旗から、マーラーまで聴いてくれている人がいること、僕は本当に嬉しいです。恐る恐る、僕のコンサートに来てくれて、「感動しました。」を伝えるために勇気を出して楽屋を訪ねてくれる皆さんが大好きです。掲示板には、いろいろ責任も持たなければいけないし、規制もあって、僕自身の言葉としては、なかなか発言しませんが、とにかく、みんなが着いてきてくれることが僕にどれだけ勇気を与えてくれているか…それを伝えたかっただけ。

今回も話しが出ましたが、まだまだ敷居が高く、まだまだ難しいこと言うことが好きな人、辛口だけが批評に思っている人など多く、この世界は思いっきり狭いですが、「いつか僕が変えて見せる」宣言をします。それと、いつもヨーロッパの旅先で、皆さんからの応援メッセージを楽しみにしています。ということで、またどこかのコンサートホールで会うことにしましょう。ありがとうみんな。スペシャルサンクス、Toろちゃん


<一夜明けて、終わる直前にもう一言>

440さん、ロレンツォさんありがとう。さぞかし睡眠不足になったでしょうが、僕自身も本当に楽しませていただきました。

いつも多くの方からファンレターをもらい、それぞれの方に、直接言葉を返したいと思っていましたが、あまりの量にいい解決法が見つかりませんでした。でも、今回、少し皆さんと近づけたかなと思います。

今回参加できなかった方のためにも、そして、今回は勇気が無くて見ていただけの方のためにも、またいつか何かめでたい時にでも、こういう機会を作っていただければ、ぜひ参加させていただきます。

何度も言いますが、コンサートホールは博物館になってはいけません。広場にならなくては!皆さんからの声、貴重な意見としてこれからもいろんなことにいかし、まだまだ堅っ苦しいクラシック界に挑戦していきたいと思います。どうぞこれからも応援よろしくお願いいたします。それでは、4月に皆さんと元気に再会できる日を楽しみにしています。ありがとう!!






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