芸文センター１０周年記念第九ツアーより、帰還しました！
１０周年記念のガラコンサートも含めると
全１２回の第九公演のうち、
私はフェス、岡山、和歌山以外の９回に乗せていただきました。
今までにない第九、高いクォリティの演奏を目指すということで
合唱もかなり絞られましたが（^^;;;;;
最後の最後、オリックス劇場でまさかのサプライズ！
ソリストさんに内緒でアンコール曲を変更するという
佐渡さんの思い付きにスタッフも合唱団もオケも巻き込まれ、
隔離された遠い楽屋で必死に音取りをして
イタリア語を読んでおりました（^^;;;;;;;
その甲斐あって、前奏が始まったとたんの
ソリストさんたちの驚く顔を見られたのですが、
その前奏が鳴ってるわずかの間にささっと相談され、
分担して歌われたソリストさん達のすごいこと！
もちろん、最後の今日の徳島公演も、
そのままのアンコール曲で行きました。
今日のアスティ徳島は３５００人入るコンベンションホールで
音響をカヴァーするためにＰＡが入っていたのですが
リハーサルではバランスがイマイチな感じで
ステージ上に返してくださるスピーカーの音が大きすぎたり、
コンマスさんの音をマイクが拾っていなかったりでしたが、
本番ではバッチリのバランスで、
まるで１万人の第九のミニ版みたいな感じでした。
徳島はアジアで初めて第九が演奏されたところということで
今回のツアーに選ばれたそうです。
お客様もそのことをご存じなのか、
演奏終了後、ものすごい拍手とスタンディングオベーションで
見送ってくださいました。
客席が総立ちの風景って、ステージ上からは早々見たことないので
（客席からだと、オペラの千秋楽は必ずそうなりますけどね）
とても嬉しく、感動しました。
実を言うと、今日２７日は昨年亡くなった父の一周忌で
昨日２６日はその法要をしていたのですが、
それをすっぽかして、このツアーに参加していまして・・・
昨年、父の死に目にも第九のリハーサルに参加してて逢えてないので、
さすがに親不孝だなあ〜と思うとやり切れなくて
昨日のオリックス劇場では、１楽章で泣きそうになってました。
でも、年末の第九の時期になると
これから必ず父のことを思い出しそうだし、
それはそれで供養になるかしら？
昨年は父のほかにも義母、伯母の連れ合いである伯父、そして伯母と
身内が３人も亡くなって忙しい年でしたので、
この第九が昨年だったら私は参加できていたかわかりません。
みんな揃って昨年だったおかげで、
今年は何の心配もなくこのツアーに参加できたのは、
ありがたかったなあと感謝しています。
一人残った母を大切に、
これからも歌い続けていきたいなあと思います。