圧倒的な第4楽章、怒涛のように走り抜けたすさまじいブレストが終わった瞬間から、
とにかく拍手が鳴り止まないし、ブラボーだし、
席を立って出口のほうに向かうお客さんはあまりなくて、
熱い熱い拍手と歓声がずっと続いてました。
サントリーホールであれだけ聴衆がその場にとどまって、
まるで中空に浮かぶひとつの大きな光の珠のようになって一体感を表し続けるのは希な気がして、
それは合唱団の最後の一人が舞台から消えるまで止むことがなかったです。
個人的にはビジュアルにも訴えるクラリネットの華やかな演奏と、
派手ではないけど、すごく整って幅のある音色を聞かせてくれるビオラ軍団がとても気になりました。
合唱も上手いなあ・・・ほんと素晴らしかった。
今回、風邪が治らなくて大阪まで行って歌うことが出来なかった一万人の第9への悔しい思いを
佐渡&ケルンが吹き飛ばしてくれました。
また次の寒波が来ると言われてる師走中旬ですが、
舞台に立たれるすべての方々のコンディションが保たれて、
全公演大成功であることを祈っています。
また来週、聴きに行きます。